革新複合材料研究開発センター(ICC)は、社会変革を実現するための革新的な複合材料や製造方法の開発と、革新的な適用分野拡大の研究を行っています。具体的な社会ニーズに対して異業種・異分野の技術融合によって「市場開拓」「材料開発」「製造技術開発」を進めていきます。そのための評価、製造装置の利用可能な研究開発環境を提供いたします。
革新複合材料研究開発センター(ICC)は、現状では実現できていない大量生産、大型化、容易な接合、低コスト化、製品分野の拡大など、数多くの難題を突破していくため、バイオ、高分子化学、繊維工学、機械工学などさまざまな分野の英知を結集し、それらを化学反応させて知的生産の飛躍的な進歩を目指しています。
例えば、研究対象の異なる分野の研究者の出会いから、材料の研究だけでは解決できない課題を設計の研究課題として引き受ける、といったことが起こります。サプライチェーンの川下にある製品製造企業が困っている製品化に関する問題を、材料生産をする川上の企業や成形加工をする川中の企業と一緒に解決する、といった技術の融合やサプライチェーン間の連携をICCがコーディネートすることもあります。資金や場所の問題では、国や自治体も巻き込んで産官学を密に連携させることが解決をスムーズにします。


異業種・異分野の融合を引き起こすため、革新複合材料研究開発センター(ICC)は、異分野の企業や研究機関がひとつ屋根の下に集うアンダーワンルーフ方式を採用しています。
また、できる限り施設内の壁を取り払い、機密事項にも配慮しつつも出入りが原則自由にできるオープンな研究開発環境を提供します。異業種、異分野の研究者や開発者のコラボレーションが、複合材料に革新を生み出します。







炭素繊維を中心とする複合材料の関連産業においては、大学等の学術研究の領域と企業におけるさまざまな製品開発を行う領域には大きなギャップがあります。
革新複合材料研究開発センター(ICC)では、これらのギャップを埋めるべき人材の育成に一躍することを目指しています。

革新複合材料研究開発センター(ICC)は、建築物や橋梁、長さ数kmもある海洋資源掘削用パイプや長大な洋上風力発電用のブレード(羽)など炭素繊維複合材料で連続成形された大型構造部材を実際に組み立て、実現するための大空間を用意しました。複合材料の革新を起こすポイントのひとつ、「大型化」を実現するために必須の設備です。
広々とした空間には、研究テーマの工程がスムーズに流れるように機器を配置することが可能で、連続的な工程で大型のサンプル形成・評価を実現できます。
複合材料分野で、これほどの大空間を持つ研究施設は、国内の大学では初めてです。


広々とした空間に機器を配置することで、連続的な工程で大型のサンプル形成・評価を可能にします。ダブルベルトプレスにより熱可塑性中間基材の連続成形、サーボプレスによりハイサイクルの賦形を行うことが可能です。

原子・分子レベルで解析可能な分析装置を設置したエリアと、小規模と中規模の会議が行えるエリアです。

バイオ系実験室と研究者の居住スペースを設けたエリアです。


ACS-5903
管内サイズ | φ1000×L1500mm |
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最高使用温度 | 400℃(制御範囲60~400℃) |
最高使用圧力 | 2.0MPa |
加圧媒体 | 圧縮空気及び窒素ガス |


加熱ゾーン | |
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プレス長 | 2000mm |
温度 | max 380℃ |
プレス圧 | max 30KN/m |
冷却ゾーン | |
プレス長 | 750mm |
冷却方式 | 加圧媒体関接冷却 冷却部液温35~50℃ |
プレス圧 | max5MPa |
予備ゾーン | |
プレス長 | 1000mm |
ベルト速度 | 0.1~5m/min |


H2F300
加圧能力 | 3000kN(300tf) |
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ストローク | 350mm |
ダイハイト | 600mm |
スライド調節量 | 200mm |
許容上型重量 | 2000kg |
ボルスタ寸法 | W2400×D1200×H200mm |


AG-300kN Xplus
負荷容量 | 300kN |
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有効試験幅 | 1100mm |
負荷容量 | 100kN |
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有効試験幅 | 600mm |
恒温槽 TCE-N300 |
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温度範囲 | -70~200℃ |
負荷容量 | 5kN |
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有効試験幅 | 420mm |


Xradia XRM-410 Versa
最高分解能 | 0.9μm |
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最大サンプル寸法 | φ300mm |
最大サンプル重量 | 15kg |


FT-NMR 500MHz
SCM | 11.74T |
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ボア径 | 54/89mm |


JSM-7100F(TTL,EDSオプション)
二次画像分解能 | 1.2nm(30kV) 3.0nm(1kV) |
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倍率 | ×10~×1,000,000 |


SCIENTIFIC(株)
K-Alpha
- 電子アナライザー、レンズ系、及び検出器
- 二十収束式半球型アナライザ
- マルチエレメント・インプットレンズ
- 128chマルチチャンネル検出器


CFR-1210-200FG
最大加圧能力 | 2000kN(200t) |
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最大ストローク | 800mm |
上昇速度 | 270mm/min |
下降速度 | 500mm/min |
最大上型重量 | 3.0t |
最大下型重量 | 1.5t |
テーブルサイズ | W1200 × D1000mm |


SFT-MX
最大加圧能力 | 6000kN(600t) |
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最少加圧能力 | 60kN(6t) |
最大ストローク | 1500mm |
最大上型重量 | 10tf |
最大下型重量 | 20tf |
テーブルサイズ | W3000 × D2000mm |
